議会中に居眠りをするとか、タブレットやノートパソコンで議会と関係のないものを検索したり、ネットショッピングしたりしているんです。読書をしている議員もいました。
彼らの言葉を借りると「誠に遺憾であり、憤慨しております。」
なぜ議員は居眠りや読書をするのでしょう。
そもそも議員数って多いの?
Googleで『日本 議員数』で検索すると『日本 議員数 多い』や『国会議員 減らせ』という関連キーワードが出てきます。(2021年2月3日現在)もう何十年も前から議員の定員数に関しては議論されてきました。
2012年には消費税増税法案(当時:民主党政権)の議論がされ、定数削減問題を含めて解散総選挙が行われました。結果は自公連立政権が誕生して、公約として掲げられていた『定数削減』は、果たされることはありませんでした。
公約なのに未だに何も変わっていないんですよ。不思議な国ですよね、ホントに・・・。
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あなたもご存知の様に衆議院の定数は465人で、参議院の定数は248人です。合計すると713人になります。これを多いと思うか、少ないと思うかは人ぞれぞれでしょう。
引用元:Wikipedia
上記の画像は議員定数の国際比較で、人口100万人当たりの議員定数です。どうですか?諸外国と比べると少ないのは一目瞭然ですね。
次は地方議員です。
平成10年
県議会議員 2,837人
市・区議員 19,744人
町村議員 40,559人
だったのが
平成30年
県議会議員 2,609人
市・区議員 18,930人
町村議員 10,909人
引用元:総務省
となっています。町村議員は明らかに減っています。県議会議員も市・区議員もちょっとずつですが減っています。
引用元:Wikipedia
上記は、人口100万人当たりの地方議員定数です。こちらも少ない印象ですね。しかしこんな人数が必要ですかね?
議員の数が少なくなると、独裁的になっていくとか、役人・官僚による支配が強まるという意見もあります。でも議会中に寝てるんですよ。そんな人が必要ですか?
なぜ仕事中に居眠り
どんな仕事でも寝ていてお金が稼げる職業なんてありません。エンタメ業界は、歌ったり、演奏したり、演じたりしてお金を稼ぐことが出来ます。CDやDVDなどは、過去の働きが収入になっているというのもありますね。しかしCDやDVDは、リアルタイムではないですが、議会はリアルタイムです。
販売業は、寝ていたら商品が売れません。当然収入はゼロです。サービス業も、建設業も、農業も、漁業も、製造業も全部そうです。居眠りをしていて収入を得る職業などないのです。
しかし全員ではないですが、議員は居眠りをしたり、読書をしたり、議会に無関係のサイトを見たり、ネットショッピングをして歳費や議員報酬を得ています。
こんな職業があって良いはずがないのです。そういった議員たちは、議員報酬を返上するか、辞職するべきでしょう。何故そうしないのか。腸が煮えくり返ってきます。
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また居眠りをしていた議員に直撃取材をしたメディアによると、議員の答えは以下のようなものでした。「議案の説明や答弁をしっかりと聞くために目を閉じていた。」「視界を遮ると、内容が良く入ってくる。」
そんな馬鹿な!
平気で嘘までついてくるんです。だって議会の発言内容を覚えていなかったんですから。こんな人が市民・県民の代表だなんてありえないでしょう。
しかもこんな人に税金で、国民の平均年収を大幅に上回る収入を得ているんです。信じられないかもしれませんが、こんな馬鹿げた話しが、日本中で日々行われているんですよ。
歳費や議員報酬の返上や、辞職だけでは済まないでしょう。詐欺に近いのではないかと、わしは思います。
どうすれば居眠り議員を無くせるか
最近ではインターネット中継をしている議会も多くあります。しかし中継をしていない所もありますし、中継をしないと判断されるケースもあります。
まず、可能であれば全ての議会・議員をモニター監視するべきじゃないでしょうか。そもそもそんな議員が一人もいなければ、やらなくて済むんですけどね。
どこかの誰かがずっと見ていると思えば、居眠りや読書なんてしないでしょ。いや、それでもするのかな~。だとしたら凄いな。
あとは制度ですよね。『有権者たちによって代表として選出された人』ということで、権利がかなり強く保護されています。なので自ら「辞める」と言わない限り、辞めさせるのは中々難しいのが現状です。
国会議員に対しては、『辞職勧告決議』や『糾弾決議』などありますが、法的拘束力がありません。地方議員に限ってですが、リコールという署名活動もあります。2020年から2021年に掛けて愛知県で起こったので、記憶にあるのではないでしょうか。しかしハードルが高いですよね。
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国会議員も地方議員も、議会の議決によって『除名』することは可能です。地方議員の場合は、ある程度の頻度でありますが、国会議員においては、1951年以降行われていません。
こういった制度を作っているのが議員たちです。全然民意が反映されないんですよ。居眠りしても、ネットショッピングしても、読書をしても、お咎めなし。何かがおかしいですよね。
制度を変えないと、何も変わらないのではないでしょうか。
まとめ
真面目に職務を果たしている議員もいるでしょう。しかし居眠りをしたり、無関係のサイトを閲覧したり、ネットショッピングをしたり、読書をしたりしている議員も少なくありません。
また議会中に、一切発言をしない人や、的外れな質問をする人もいます。
本当に、こんな人数が必要ですかね。
こんな人達へ無駄に税金が垂れ流されて、私達の生活は何一つ良くならない。個人的には、どの議会も三人で良いんじゃないかと思います。二人や四人だと意見が割れた時に、決着がつきません。なので三人。それ以上は、無駄を超えてマイナスなわけですから。
寝ていてお金が支払われるシステムなんて、議員さんたちだけですよ。市民や国民の事を本気で考えているなんて、これっぽっちも思えません。
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自分がおかしいと感じていない人のなんと多いことか
自分たちの都合の良いように制度を作って、やるべき仕事をしない。中には「国民は文句を言うな!」などと、ほざいている人までいる始末です。本当に世も末ですよ。
モラル・マナーを守れない人がルールを作っているんです。・・・トホホッ。
ルールを変えるには、一人一人の行動に掛かっています。知って、考えて、動く。要はこれに尽きますね。
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