年金2000万円問題で大きく揺れた令和元年。
あなたは年金の恐ろしい実態を知っていますか?
私達はこれからどう生きていけばいいのでしょうか?
年金制度
そもそもの年金制度ですが、自分達で積み立てた分を将来受け取る『積立方式』だと考えていた方が多く存在します。ですが日本の年金は『賦課方式(ふかほうしき)』をとっているのです。
今回の『年金2000万円問題』で新聞やニュースで取り上げらたので、初めて知った方もいらっしゃると思います。
これは自分の支払った年金は、現在の受給者に支払われて、残った一部を積み立てにまわすというものです。
この賦課方式は働く世代が減ると、将来受け取る年金額が少なくなるのは火を見るよりも明らかですよね。少子高齢化が益々加速して受給金額は少なくなり、現役世代の負担は大きくなるばかりです。
なので政府は対策をとっています。
その一つが少子高齢化対策です。
少子高齢化対策
きちんと働いて年金をちゃんと納付する人が政府としては欲しいのです。
なので若い人達に結婚をするように促し、育児休暇の充実やイクメンなどの新しい言語を作って、国全体で子供を増やそうとしています。
しかしその反面、女性が社会で活躍出来る場を提供しているので、結婚や出産どころではないというのも現状です。
また保育園や幼稚園の数は少なく、保育士になる人も年々減り、なったとしても早期退職するケースも多いのです。こういった待機児童問題があります。
さらに『働き方改革』で残業はするなと言っておきながら、副業は認めてもっと働かせる。
だったら投資をしろと言ってきます。
給料は上がらず、物価は徐々に高くなる。
消費税も増税されるでしょう。
お父さん一人の収入では生活出来ないから、当然共働きになる。
なのに「子供を産め。子供を産め。」と言ってくるのです。
おかしいとは気づかないのでしょうかね。
だって「現在の年金制度が大丈夫だ。」と言うために人口を増やそうとしているのですから。あちこちに歪みが起きているのに、問題の根幹はそのままで、どうにかしようとしているのです。
またまた日本年金機構で個人情報など記録媒体を紛失した問題発生
年金の運用
年金の運用を行っているのは『年金積立金管理運用 独立行政法人(GPIF)』です。
株式市場では通称『クジラ』と呼ばれています。
国の公的年金を運用する機関で、世界最大規模です。
現役世代から納付され、受給者へ年金を支払い、残ったのを積み立てて将来のために運用しているのです。主に国内債券や外国債券、国内株式や外国株式への投資です。
現在運用している総額は約160兆円です。
これは2009年から右肩上がりに増えていきました。
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参院選の争点|消費税増税を反対して財源をどこから得るのか
過去には何度か損失を出した事もありますが、2018年第3四半期に14兆8039億円もの損失を出した事を発表しました。
つまりおよそ一割の損失です。
例えばあなたの年収が400万円だとしましょう。
そのうちの40万円が投資によって無くなってしまったのです。
なのに政府は投資を薦めてくるのです。
何かがおかしい何かが・・・
引用元:ユニコーン(作詞:奥田民生)
どう生きていくか
日本の年金制度は「安心だ」「不安だ」「いくらもらえるのか」「もらえないなら払わない」等々。様々な意見があるでしょう。
受給年齢は65歳に引き上げられ、巨額の損失を出したGPIF、消えた年金問題、年金だけに頼らず2000万円の貯蓄が必要だという発言・・・。
民間の企業でしたら信用できないどころか、破綻して廃業に追い込まれるでしょうね。
那覇市に住む75歳の女性は、涙ながらに訴えています。
「お金がなくて、毎日、明日生きられるかと考える。低年金者は死ぬのを待つだけなのか」
二ヶ月に一度の年金は9万円。貯金はなし。月4万5千円が生活の全てであると。
市営住宅の家賃・光熱費・通信費で大半がなくなる。
残る食費は1万7千円で、1日に使えるお金は平均約560円。
自宅から徒歩で片道約20分のスーパーで、半額セールの惣菜を購入する。
日中は電気代の節約のためにクーラーは控える。
膝が痛くても受診を我慢するしかない、と。
引用元:沖縄タイムス
いまの年金制度が間違っているとしたら、制度ごと変えなければいけないのです。
政府が間違っているのでしたら、この国の仕組みを変えなければいけないのです。
「そんな事できない」
「無理だよ」
「悪いのは政府だ」
「政治が全ていけない」
と、否定や文句ばかり言っても何も変わらないのです。
一人一人が考えて声を上げるしかないんです。
それが『生きる』という事なんです。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
学歴も役職も知名度もない高橋です。小さな声ですが、おもいっきり叫んでいきます。
波紋の様に大きく広がるかもしれませんもんね。
20年後、30年後では遅いんです。
年金問題は生きていく上で非常に重要な課題です。
決して他人事ではなく、“あなた自身”の問題なのです。
いま踏み出す一歩が、とてつもなく大きな一歩だという事を信じてください。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。