あなたは相手の話の腰を折ったり、途中で遮ったりしていませんか?
もしくは相手にやられている被害者の方ですか?
この『話を遮る』行為は、どういった心理が働いているのか。またそういう人の対処法をお伝えしていこうと思います。
事態が悪化して取り返しのつかないことになる前に、対応することをおすすめします。
話を遮る人の心理
話を遮る人の心理には様々あり、一概に「これ!」とは言えません。特別なことではなく、誰にでも起こりうる可能性があるのです。
では、どんな心理が働いているのか、紐解いていきましょう。
-
日本人のマナーは低下したのか?守らない人や悪い人が増えたのか?
自己顕示欲の強さ
自己顕示欲とは、人が誰でも持っている『承認欲求』の表れです。『他人に認められたい』『注目を集めたい』『否定的な評価を受けたくない』という欲求です。
この承認欲求は強弱で示されて「他人の評価なんて気にしない。」という様な、ものすごく低い人もいます。
それに反して、めちゃくちゃ強い人もいるんですよ。すぐに自慢話をしてくるなんて良い例です。
ほら~2万いいねが、付いたんだよ~。
俺も昔は、やんちゃしてたからな~。
などなど。
なんだか分かんないけど、自慢したいんですよ。しかも睡眠欲や食欲などと違っって、承認欲求は満たされない。自慢はどんどん出てくる始末。
また地位を誇示してきます。社会的地位や役職、年上ということを笠に着て、攻撃してきます。
実際には実力不足だから、ありのままの自分で戦えないので、地位を盾にして承認欲求を満たそうとするんです。
よくそんなく口の利き方が出来たものね。
俺の言う通りにしていれば良いんだよ。
ホントに情けない。
別に承認欲求が悪いわけではありません。
強すぎるのが問題なんです。
しかしこの様に承認欲求が強い人は、自己顕示欲も強くなります。自分が価値のある存在だとアピールしたいんです。
そりゃあ相手の話しを遮りますよ。
常に自分が主役でいたい
1対1だとそうでもないですが、その空間にいる人数が多ければ多いほど、自分が話題の中心にいないと気がすまないタイプです。
他の人が話している内容をあまり聞いておらず、「自分の方が面白い話を出来る」「もっと面白く話せるのに」などと考えています。そして話を遮ってくるんです。
周囲の人からの評価が高くなれば、それだけ快感を得られるので、もっともっとと激しくなっていくんです。
あくまも個人的な統計ですが、O型の人に多くみられます。勘違いしてほしくないんですが、全員じゃないですよ。他の血液型の人でも見受けられますし、ただ多かったという事実です。
承認欲求にも通じていますが、嫉妬心に近い感情なんじゃないかな。
-
聞いた事に答えない会話が噛み合わない人の心理とは
自己中心的ともちょっと違います。目立ちたいという意識が働いているんです。
本当は自分に自信がなく、傷つきやすいのに認めたくない。もっと愛されたいという心理が『主役でいたい』とさせているんです。
他人から無視されたり、冷たくあしらわれる事を苦痛に感じてしまいます。なので無理に主役になろうとしてしまうんです。
なんだか書いていて悲しくなってきました。可哀想だな。
我慢できない人
相手の話を聞いていられない我慢できない人がいます。頭に浮かんだ事を話さずにはいられないんです。
今すぐに話さないと地球が滅亡するかの様に、すぐに口に出してしまいます。話の流れや場の空気など一切関係ありません。
だから煙たがられる結果になるんですが、本人は言いたくて仕方がないんです。(ぎょう虫にでも操作されているかのようです。)
自己顕示欲の強さや主役になりたいわけではなく、どうしても『今』話したいだけなんです。こういった人は、我慢をしてもらうしかないんですが、中々難しいでしょうね。
相手の事を考えることも出来ないでしょうし、自分の思い通りにならないと不機嫌になったりしてしまいます。
過去に言おうとしていたことが、時間が経って忘れてしまった経験があるとか、「なんでさっき言わなかったの?」とか、自分の感情をコントロール出来ないとか、様々な理由があるでしょう。
-
モラルに欠けているのはどっちだ!正しい知識と行動のススメ
一括に『我慢できない人』と言っても、それぞれの原因があることが分かると思います。改善するには、それ相応の対処が必要になってきます。
我慢できない人に「我慢しろ」と言っても改善されることはないでしょうね。残念ながら。
わしも言いたくて言いたくてしょうがない時があるので、気持ちが分からんでもないです。
おしゃべり大好き
おしゃべり大好きな人には、よく話を遮られちゃいますよね。だって喋りたいんですもん。しゃーないかなって。
よくもまあ次から次へと話題があるな~って、感心すらしちゃいます。本当に口から先に生まれてきたんじゃないかなと思うほどです。
話の遮り方も「あっ」と言って注目を集めたり、「そういえばさ~」とか「あれって知ってる?」や「思い出したんだけど」「そうそうこの前ね」など、自分の話にもっていく術を多く持ってします。もう流石の一言ですよ。
こんなおしゃべり大好きな人と『話の遮り合戦』とかやったら絶対に勝てないでしょうね。
会話をしている全員がおしゃべり大好きだったら、どうなるんでしょう。ちょっと見てみたい気もしますし、ちょっと怖い気もしてしまいます。
-
自分がおかしいと感じていない人のなんと多いことか
泳ぎ続けないと死んでしまうマグロやカツオなどの『回遊魚』みたいなもんです。本人的には、喋り続けないとダメなんでしょうね。
理由は『寂しい』『ストレス発散』『沈黙が気まずい』『楽しませたい』など人それぞれです。相手がおしゃべり大好きな人だったら、あなたが寛容になるしかないのかもしれません。
話を遮る人の対処法
これまでの内容で、話を遮る人の心理は人それぞれあり、またその原因もそれぞれあることが分かってもらえたと思います。しかも誰にでも起こりうることなんです。
なので対処法といっても一概には言えないんですよね・・・。
まず話を遮られてイライラしたり、うんざりするのでしたら、関係を解消するのも一つの手段です。そんなことで、あなたの心が疲弊するのは実にもったいないことです。
しかも心は伝染します。あなたのイライラが、他人の心までも嫌な気分にさせてしまう可能性があるからです。自分勝手で相手の事を考えられない人に我慢をして、第三者の心まで不快にさせるなんてあまりにも馬鹿げています。
大切なのは、あなたの時間や心の方なんです。なので一定の距離を保ったり、友人関係を絶つのも一つの対処法です。
相手によっては、縁を切ることが出来ない場合もあるでしょう。そんな時には、「最後まで聞いてくださいね。」と言っておくのも良いでしょう。ただ相手が聞いてくれればなんですけどね。(笑)
また「まだ話の続きなんですが」と指摘をするのも有効でしょう。話を遮る人は、自分が『話を遮る人間だ』と自覚していないこともしばしば。繰り返していくうちに認識して改善する可能性もあります。ただ突然ブチ切れる人もいますから、指摘の仕方を間違えないでくださいね。
-
日本語って本当に不思議でしょうがないと思う今日このごろ
さらに上級者用のテクニックとして、そっと話を元に戻すっていうのもあります。相手が喋り終わったら、自然な形で元の話しに戻しましょう。しかし明らかに戻したり、強引に戻したりすると、怒り出してきて喧嘩になりかねません。
かなりの上級テクニックなので、訓練が必要です。「難しいかな」「無理かな」と思ったらやめてくださいね。そんなことでトラブルになるのは、非常にもったいないですよ。
相手がどのタイプの話を遮る人間か、またあなたとの関係性などで対処の仕方も様々です。まずは相手を見極めて、深く考えて、最善の行動をとってくださいね。
まとめ
自分の事ばっかりで人の話を遮る人の心理と対処法をお伝えしてきました。
言葉では『話を遮る』『話の腰を折る』『水を差す』などと、まとめられてしまいますが、十人十色でそれぞれの心理が働いています。
・自己顕示欲の強い人
・常に自分が主役でいたい人
・我慢できない人
・おしゃべり大好きな人
細かく分類したらもっといるでしょうね。
またあなたとの関係性で対処の仕方も変わってきます。同じ対処で同じ結果が得られるわけはないんです。わし達は、一人一人違うんですから。
要は相手のことを考えるということです。問題はあなたの不満や不平を解消することでしょう。その為には、相手のことを考えて、それに見合った対処をとることです。それがあなたのストレスを無くすことに繋がるのですから。
無料版のおすすめ
一人でも多くの人に読んでもらいたいので、BCCKSさんで無料公開しました。
Dataとして手元には残らないですが、上記のリンクから無料で読むことが出来ます。
『本をよむ』をクリックすると、新たなブラウザが立ち上がります。
『無料でよむ』をクリックすると、その場所に表示されます。
右に出るカーソルを押すと、次のページに進みます。
何卒よろしくお願い致します。
一日でも早く、あなたの嫌な気分が晴れることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。