「テンション低いじゃん、もっとあげなよ~。」
「テンションあげる方法を教えて。」
「テンションあがる曲をかけて。」
「テンションが上がるって英語で何ていうの?」
「ハイテンションだね~。」
って、もうやめませんか。
何でもかんでも『テンション』って
数年前からよく耳にするこの『テンション』という言葉。芸能人から一般人まで幅広く(はばひろく)使われていますね。
おそらく『気分』や『意欲』『やる気』等々の意味で使用されていますが、本来の意味を知っているのでしょうか。
テンション(tension)の意味
一、緊張(きんちょう)
二、ストレス
三、不安
四、ロープなどがピンと張っている事
五、敵対意識(てきたいいしき)
など、日本語に訳すとだいたいこんな感じです。
『意欲』でしたらモチベーション(motivation)
『やる気』でしたらマインド(mind)
『気分』でしたらフィーリング(feeling)でしょうね。
ハイテンションだったら怖い
上記の訳で分かる通り、間違っているのは一目瞭然(いちもくりょうぜん)ではないかと。
誰が最初に言い出して、何故ここまで流行ったのかは、さだかではないですが、大勢の方が使います。
例えば『テンション低いね、もっと上げていこうよ。』という言葉は、
【緊張感(きんちょうかん)が低いね、もっと緊張度(きんちょうど)をあげていこうよ。】
となります。
また『◯◯ちゃんって、ハイテンションだね。』は、
【◯◯ちゃんって、失神寸前(しっしんすんぜん)だね。】
となります。
『ハイテンション』は、いつ倒れてもおかしくない緊張(きんちょう)や不安に押しつぶされそうな人の状態です。
あまりに怖くないですか?
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社会人としてのマナーのススメ!ここだけの話
『テンション』というコンビがいた
使い始めたのが彼らではないと思います。(だって自分達のコンビ名ですから「あげていこう」とは言わないでしょ。)が、『テンション』というコンビが昔いましたね。
当時ホリプロに所属(しょぞく)していた二人組(ふたりぐみ)です。
メンバーは
▲田口浩正(たぐちひろまさ)さん
現在は俳優として活躍中です。
▲小浦一優(こうらかずまさ)さん
現在は『芋洗坂係長』として活躍中です。
このお二人が、『ロリポップ♪ ロリポップ♪ ロ~リロリロリ~ロリポップ♪』というブリッジって言うんですかね・・・それをネタの転換(てんかん)で使っていて、軽快なコントをやっていました。
わしも若い頃、冗談画報などを観て大爆笑をしていましたよ。いや~すごく面白かったのを覚えています。
↑【知らない人はお父さん、お母さんに聞いてみよう。】
今回の『テンション』の話とは関係ないと思いますが、懐かしさ(なつかしさ)のあまり書いてしまいました。すみません。
もっと怖いこと
本当に誰が言い出したんでしょうね。こんなに流行るとは考えてもいませんでした。
お笑いの人から役者まで、最近ではアナウンサーまでも『テンション』という言葉を使っています。
恥ずかしくないですかね。
まがりなりにも言葉を商売道具にしているのにねぇ。
ちなみに『まがいなりにも』と使う人がいますが、これは間違いですよ。本来は『まがりなりにも』です。
『紛い物(まがいもの)』という(意味:ニセモノ)じゃなくやっているから『まがいなりにも』って使っちゃった人がいるんでしょうな。『まがりなりにも(漢字:曲がり形にも)』とは、いかに不十分であろうとという意味です。
言葉を使う仕事の人が多くのメディアで間違って使うってどうなんでしょうね。
意味を知らないんですかね。
知っていて使っているんですかね。
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日本語って本当に不思議でしょうがないと思う今日このごろ
間違って使うということ
間違って使うとはどういう事でしょう。
海外の人が
「富士山をあげていこう。」
とか
「そろばん低いよ」
とかね。
ちょっと厳しい言い方になりますが、無知(むち)は『悪』ですよ。
知っていて間違った使い方をするのは『最悪』ですよ。
野球のバットだって、カッターナイフだって、間違って使っちゃダメでしょ?分かりますよね?
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仕方がないから考えないって・・・大間違いです
まとめ
意味を知らないんだったら、知りましょうよ。
知っているんだったら正しく使いましょうよ。
あまりにもみっともなくて、恥ずかしいことですよ。
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