暴力で解決しようとするのは親の躾（しつけ）が問題なのか

　会話で交渉が出来ない人ほど暴力に頼ります。

　暴力は犯罪です。

虐待に対して考えるべき事と行動する事とは ・・・決して許される事ではないのです。

暴力は一番原始的な方法

　動物は典型的です。
力の強い者が優位にたって、リーダーシップをとる。
暴力で勝った者が美味しい食事にありつける。

　しかし仮にその者よりも強い者が現れた場合はどうでしょう。
リーダーの座から一気に転落して、地位も名誉も失います。
なんとか当時の状況を復活させたいと思い、また暴力で立ち向かいます。

　この様に暴力には終わりがありません。
あまにも原始的な考え方です。

　原始人が今日の食事のために動物を捕獲（ほかく）したとしましょう。
暴力の強い者が横取りする。
その日の食事は残念ながら、強い者に盗られました。

　翌日は、知恵を働かして盗られないようにします。
チームを組むかもしれません。
盗られない方法を構築（こうちく）していくでしょう。

　強い者は、他の人のところへ行くでしょう。
そこでも食事にありつけなかったら・・・。
暴力ではない方法を初めて“考え出します”。

　まあ考え出さない人もいるでしょうけどね。
より暴力に頼る人が・・・。

知識と会話の無さ

　世界の歴史は野蛮な人たちの暴力の歴史と言っても過言ではないでしょう。

　野蛮な人が領地を奪うためにおこした戦争。
宗教や文化の違いが理解出来ずに暴力で行う紛争。
自分の主義主張が通らないからと、行う暴動。

上げればキリがないです。

　中には素晴らしい功績（こうせき）の歴史もあります。
ですがほとんどが暴力の歴史です。
何故なくならないのでしょう。

　それは知識と会話の無さだとわしは思います。
あと想像力の欠如（けつじょ）ですね。
まず知識ですが、知っているかどうか結構重要な鍵です。

　例えば会議で自分の意見が通らないからと社長を殴りますか？
殴りませんよね。

と、知っているし想像がつくからです。

　殴ったところで自分の意見は通らないですよね。
それも知っています。
だから殴らないんです。

　次に会話です。
相手の話を良く聞いて、こちらの話をする。
折り合わないとしたら、小学校で習った『最大公約数』です。

　お互いの話で共通する部分で、最大の価値があるものはあるはずです。
無いんだとしたら会話が足りないんですよ。
“会社の景気を良くしたい”とどちらも思っていたら、それはお互いに合っている事になります。

　方法が違うとか、やり方が違うと言うんでしたら、考え方が平面すぎます。
物事を三次元で捉える（とらえる）、想像するとまた新たな発見があるものです。

余談

　あなたには10円玉の形はどのように見えますか？
丸ですか？

　一歩進んで、円柱ですか？
そうですね、厚みがありますからね。

　けど、長方形と答えた人がいます。
私の友人なんですけどね。
確かに10円玉を横から見ると長方形ですよね。

　その友人は現在、何百人もの従業員を抱える社長になっています。
物の見方が違うので、考え方も素晴らしいんでしょうね。

どうですか？

　最初に円柱と答えられましたか？
長方形と答えられましたか？

　相手がどう考えて、この言葉を使っているかまで“見る力”が必要になってきますね。

親の躾が問題！？

　個人でも知識を吸収する事や、会話術を習得する事、想像力を豊かにする事は可能です。
大人になっても出来ますよね。
ただ“それをするかどうか”は、親の躾が大きく影響をしていると思います。

　だって今や映画が自宅で観れて、ゲームがあって、ネットで世界と繋がっている。
友人ともすぐに連絡がとれるんですよ。
のほほ～んと生きてたら、勉強なんてしないですよね。

　そりゃ暴力で相手を屈服（くっぷく）させる人が後を絶たないですよ。

　なんて愚かなんでしょうね。

　全てが親の責任だとは言わないですよ。
けどね、学校や教育委員会にクレームをつける親は、どうかと思いますね。
そんな親だったら子供もそうなりますよ。
可哀想ですけどね。

　以前、学校へのクレームで

うちの子に箸の持ち方をちゃんと指導してください。
先生のせいでうちの子は箸がちゃんと持てないんです。

親御さん

っていう親御さんがいました。

高橋

おいっおいっ！！一日三食でそのうち二食は家庭だろ。 何を学校のせいにしてるんだよ。

って思います。

大人の言う事を聞くからダメな人間になる本当の話し

まとめ

　まあ異論反論あると思いますよ。
けどね、暴力にうったえるやり方は間違っているでしょう。

　本人の努力も必要だよ。
親も責任をもって育てなさいよ。
愛する我が子でしょう。

　知識と想像力、会話術です。
人は無限に成長できるんですよ。
ただやらないだけです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。