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教育

人はなぜ考えなくなったのか|思考力を高めて脳の衰えを防ごう

 以前から『考えない人』というは、ある程度いたでしょう。しかし近年とても多くなった気がします。科学的根拠や証拠があるわけではなく、きちんとした統計もとられていません。あくまでも個人的な体感です。

 

 あなたはどう思いますか?
増えたと思いますか?
それとも変わっていない?
もしかして減っている?

 

 

 昔から言われている言葉で『浅はかな考え』『考えが甘い』『考えが足りない』『考えが及ばない』というのがあります。なので『考えない人』が増えたのではなく、考える度合いが年々減っていっているのかもしれませんね。

 

 今回は、そんな『脳』と『思考力』の話しです。
では早速いってみましょう。

 

考えない人が大量に生産される理由

 

 

 大多数の人は、学生の年数よりも社会人として働く年数の方が多いでしょう。なにもお金を稼ぐことだけが働くことではありません。主婦の方も当然、家事で働いています。

 

 この働くことで重要なのが、思考力です。効率よくするためには、どうするべきか。優先順位をどうやってつけていくのか。問題が起こった時に、どうやって対処するのか。良い結果を得るためには、何をどのくらい準備しておくべきか。など本当に多岐にわたります。

 

 社会人として、より良い生活を送るための『思考力』だと思っていたのですが、学校では全くと言っていいほど教えてくれません。

 

 

 ほとんどの学校は、記憶力大会を開催しているだけだからです。テストなどで出題者が求めている一つの答えを、覚えておいてそれに答える。その数が多い人が俗に『優秀』だと言われます。

 

教育の意味とは?最も大事なたった一つの事とは

 

 そりゃあ、わしの様な記憶力の乏しい人間は、落ちこぼれていくわけですよ(笑)。ゴホンッ。話を元に戻して

 

 日常生活では答えが一つなんてことは、そうそうありません。開発業務をしている人は、新たなものを作り出さなければいけません。営業の人も、相手が全員同じ人ではないわけで、思考力が必要になってきます。

 

 他の部署でも同様で、ましてやアーティスト・アスリート・棋士・作家・小売業と、どんな業種でも思考力が重要になります。なのに学校では教えないのです。むしろ教えられないのでしょう。

 

 

 答えが無数にあって、生徒一人一人がどうやって考えたのか、驚くべき発想、答えにたどり着くまでの道筋、着眼点などを一人の教師が抱えるには、あまりにも大変です。現状では採点に費やす時間もないでしょう。

 

 また教師によって左右されるために、全国的に優劣が激しくなります。点数の付け方も教師次第になり、偏った思想を持った教師では、バツにされかねません。

 

 それ故、現在の日本では『思考力』を教えられないのでしょう。国としても、なるべく劣等生を出さず、出る杭は打つ精神で、押し並べようとしているのですから。

 

信じられない!?親の教育・この問題をあなたはどう考えますか?

 

 余談ですが、学校ではお金の教育も、心の教育も、幸せの教育も、株価の教育も一切しません。教えられないでしょうし、教えたくないのかもしれません。

 

 思考力と同様に、これらの方が社会に出てから大事なはずなのに・・・。

 

本人は『考えられないこと』に気づいていない

 

 

 ※これから書くことは、実際に体験した話しです。
別に愚痴でもないですし、誹謗中傷の様な悪口でもなければ、傷つける気もありません。
ただただ事実を書くだけであり、むしろ相手の方へ感謝すらしています。
なぜならこうやって記事を書く機会をくれたわけですからね。

 

 先日スーパーに買物に行きました。予定よりも早く着きすぎたようで、開店まで数分ありました。スーパーの入口には、年配の方が多く20名ほどが並んでいたのです。

 

 わしも列に並んで、開店時間まで待つことにしました。わしの後ろにも続々と人が並んでいきます。気がつけば、わしも含めて40名ほどになっていました。

 

 そして開店時間になり、ドアが開きます。ちょっとずつ前に進んでいくのですが、アルコールを手にする人。カゴだけ持って、進む人。カートを引いて、カゴを取る人と様々です。

 

 

 わしも手にアルコールをつけて、次にカートを取りに行こうとしましたが、すぐに前には進めずに詰まってしまいます。如何せん20名ほどもいますし、年配の方が多いので、時間は掛かります。

 

 カートは引いて手にしたのですが、カゴまでは行けません。後ろからもどんどんと人が押し寄せてきます。前が動かず、後ろにも右側にも人がいます。わしの左側はカートの列です。仕方がないので、その場で止まって状況が改善するのを待っていたんです。

 

 するとわしの左側のカートを引き抜こうとする高齢男性がいたんです。そのカートは当然わしに当たります。一度ならず二度、三度と。

 

 しかし抜けるはずもないのです。だってわしがいるんですから。

 

クレームをつけると何も出来ない人間になる!?

 

 状況を把握すれば、分かりそうなものです。他の人の動きを見れば、今カートを抜けないことは理解出来るでしょう。なのに何度もカートを、わしに当ててくるんです。

 

 当てられても動けないって!

 

 別に文句も言ってないですし、睨みつけてもいないですよ。心の叫びです(笑)。

 

 動けないものは、動けないよ~。もうちょっとだけ待てば動き出すのに・・・。判断力・洞察力・観察力が衰えているのかもしれません。

 

 

 要は『考えられない』ということです。しかも本人は、その事に全く気づいていない。

 

 別に高齢だからと言っているわけではなく、中年だろうが若者だろうが、10代でも充分に起こり得るのです。本人は『考えられないこと』に気がついていないだけで、似たような事例は数多くあるでしょう。

 

恐ろしい『考えない』という脳の衰え

 

 

 前述の様に、脳の衰えは高齢者だけとは限りません。近年では特に、若い人達の脳の衰えが増えてきている気がします。当然のことながら考える事を放棄しているのです。

 

 パソコンやスマホで検索をすれば、知りたいことをすぐに調べられます。悩みを解決してくれるサイトも多々あります。自分の頭を使って考えなくても、必要な情報は手に入るんです。

 

 環境のせいにしているわけではなく、現在の状況が脳の衰えを加速させていると言わざるを得ません。

 

 ちょっとした事であっても、すぐに相手に質問する。自分の頭で考えることをせずに、即座に回答を求める。「分からない」と安易に口にして、教えてもらおうとする。自分自身がこういう状態であることすら、認識していないのです。

 

見た目で判断してしまうのか?これを読めばきっと分かる!!

 

 わしがこういった内容を知人男性に話した時も

 

なんで考えない人が増えたと思うの?根拠は?

と、聞いてきました。

 

いやいやいや、考えろよ!

 

 少しは自分で考えて「○○ってことが理由?」って聞いてくれれば、話し合いにも繋がるだろうに。考えるのに必要な情報が少ないなら、自分で調べればいい。

 

 努力を怠り、思考を停止させて、簡単に答えを得ようとする。楽な道を自ら選択して、自身が劣化していっている事実に気づかない。それを認めようとしない。

 

 

 場合によっては、わしの様な意見の人に対して「ふざけんなよ」「馬鹿にするな」「何様なんだよ」などと言ってくる始末です。考えられないので、他人の気持ちや考えを理解出来ません。相手を傷つけるということにも考えが及ばないのです。

 

普段から考える癖をつける

 

 

 人間というのは、そもそも『怠けたい生き物』です。世の中が便利になればなるほど、より怠惰になっていきます。掃除などを行ってくれる家事代行サービスや、便利屋さん。お掃除ロボットや、声やスマホで動く家電の数々。さらに音や声で知らせてくれる家電製品も沢山あります。

 

 ※これらの便利商品やサービスを否定しているのではなく、ただ事実を書いているだけです。

 

 こういったサービスや企業が無くならないのは、人がそれを求めているからです。楽になりたい、便利な生活を送りたい、怠けたいという本質を持っているからに違いありません。

 

 脳も一緒です。出来るだけ働きたくないんです。火事場の馬鹿力と同様に、いざという時のためにスリープ状態を保とうとしています。

 

 しかし普段使っていない脳が、いざという時に使えると思いますか?その『いざ』は、いつやってくるのでしょうか?

 

 

 例えば100m走で14秒台だった人が、いざという時に11秒台で走れると思いますか?またベンチプレスで30kg程度しか持ち上げられない人が、いざという時に70kgを持ち上げられると思いますか?どう考えても無理ですよね。

 

 脳も筋肉と一緒です。普段から鍛えていないと、簡単に衰えていきます。如何せん怠けたいですからね(笑)。

 

 しかも考える方法を知らない人は、何をどうやって考えていいのかも分からないでしょう。手に入る情報を全て入手して、様々な方向から視点を変えてみる。物事を明らかにするために、よく調べて考える。これを考察といいます。

 

自分がおかしいと感じていない人のなんと多いことか

 

 やったことがない人にとっては、あまりにもハードルが高い作業なんです。また片方の意見だけを聞いたり、充分な情報を得ずに『考えた気になる』人もいます。こんな人が、いざという時にちゃんと考えられるはずがないんです。

 

 重要なのは、普段から考える癖をつけるということです。料理は考えることに非常に有効な手段です。何を作るのか。何から手をつけるべきか。何分での完成を目指すのか。どの調味料をどのくらい入れるのか。などなど考えなければいけない事柄が数多くあるのです。

 

 また日常生活での物事の変化に目をやるのも良いでしょう。数日ぶりに訪れた場所で、解体されている建物があったとします。「あれっ、ここって何があったんだっけ?」というのも考えることに役立つでしょう。

 

 思考が停止した人間は、その事に気づかないものです。ですので、日頃から考える癖をつけておきましょう。

 

まとめ

 

 

 『人はなぜ考えなくなったのか』『思考力を高めて脳の衰えを防ごう』と、お伝えしてきました。

 

 日本の教育は、覚えることを重要視していて、考えることを蔑ろにしてきました。しかも自分では考えているつもりになっている人が多く、気づいていない傾向にあります。

 

 また現代では、考えなくてもいい環境が整っています。ネットを使って簡単に調べることが出来て、相手にすぐ聞いてきます。緊急時のために脳が機能を抑制していることで、日々衰えていっていることを自覚することは困難です。

 

 そのためには日頃から『考える癖』をつけるしかないのです。

 

生きづらい世の中になったものだと馬鹿は馬鹿なりに思うのであった

 

 では、ここであなたもちょっと考えてみてください。

・正当な買い物も、税金も罰金も損害賠償もそうですが、悪い人達もお金で物事を解決したりします。なぜ全て『お金』なんでしょうか?

 

・電子マネーの加速が進んでいる中で、なぜ紙幣のデザインが刷新されるのか?

 

・主要先進国の平均給与は年々上昇しているのに、なぜ日本だけが横ばいなのか?

 

・国民の選挙で選ばれた政治家なのに、なぜ出処進退は政治家自身でしか決められないのか?

 

・安い物に飛びつく大勢の人達は、なぜそれが原因で自分の収入が上がらないことに気づかないのか?

 

・なぜ自粛の要請に反して、むやみに街に出て路上飲みやゴミの放置をするのか?

 

・そしてそんな程度の低い自分に気づかないのか?

 

 どうですか?
あなたなりの答えが出ましたか?
もうちょっと時間が必要ですか?

 

 大丈夫です。

 

 数少ない偏った情報で、答えを急がないでください。
テーブルに並べるカードは、多ければ多いほど良いですからね。
この考えている時間が大切なんですよ。

 

 

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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