『子供は親の背中を見て育つ』と言いますが、背中だけじゃないですよ見られているのは!
しかも見ているのは親だけじゃないですよ。
周りの大人達も、もしかしたらあなたも・・・。
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見た目で判断してしまうのか?これを読めばきっと分かる!!
オトナの行動・会話が子供たちに与える影響
もう30年以上前の話です。
わしが小学生だった頃、一つの言葉が社会問題になりました。
それは『◯◯ちゃんは買ってもらったのに』という言葉。
よその家庭と比較するんですね。
当時、家庭用ゲーム機が一大ブームになり、どこの子供たちも親におねだりをしていました。その時に出た言葉が『◯◯ちゃんは買ってもらったのに』です。
別に悪い事ではないですが、他の家庭や他の子と自分を比較するという発想になってたんですね。
(いや悪い事かも・・・まぁそれは別の機会に。)
クリスマスや誕生日にプレゼントとして親におねだり、買ってもらえた子は学校で自慢(じまん)をする。するとまだ買ってもらえない子達がその子の家に遊びに行く。
宿題はやらない。外では遊ばなくなる。夜遅くまでゲームをする。次の日は寝坊する。
まあ、悪循環になっていくわけですよ。
うちなんか買ってもらえなかったので、外で遊んで勉強をしないパターンでしたけどね(笑)。
『◯◯ちゃんは買ってもらったのに』が後に発展していって、『◯◯ちゃんは良いって言ったもん』とか『◯◯君は△△塾に行ってるよ』とか、何でもかんでも他人と比べるようになるんですよ~。
そうすると決まって『じゃあ◯◯ちゃんの家の子になればいいじゃない!』って親が叱る(しかる)わけです。あの当時はこんな会話がそこかしこから聞こえてましたよ。ホント。
わしもあの時は分からなかったんですが、今になって思えば大人達もそうだったような気がして
『同期入社のあいつの方がなんで先に出世するんだ』とか
『あそこのお子さん◯◯大学に合格したんですって』とか
『ここのおうち車を新車に買い替えたわ』とか
良く耳にしましたよ・・・。聞きませんでした?
(知らない年代の人はお父さん、お母さんに聞こう!)
だから子供発信じゃなかったんじゃないかなぁって思うわけですわ。
周りの大人達の会話を聞いて、他所(よそ)と比較する発想になったのではと。
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クレームをつけると何も出来ない人間になる!?
信じられないオトナの行動
この前、信じられない大人を見ましたよ。
家の近所のスーパーの前なんですけどね、片側二車線のまあまあ交通量もある道路を3、4歳の子供の手を引きながら小走りに横断歩道じゃないところを渡ろうとするんですよ。
「まじか!?」って思いました。
右にも左にも15mほど歩けば横断歩道はあるんです。
何故そこまで行かない???
横断歩道が絶対に安全だと言ってるわけじゃなく、そこを渡ったら自分に非があるじゃないですか。
親はいいよ、自分の判断で轢かれても(ひかれても)、いや良くないよ。
良くないけど子供はどうすんの?
親は責任取れないでしょ?
万が一の時、ドライバーさんも災難でしょ。
なんで考えられないかな~って思うわけですよ。
自転車の後ろに子供を乗せて渡る人もいます。
ホントに信じられないな。
親に連れられてる子供もそうですけど、それを見てる子供にも影響するでしょう。
『あっ、車が来なかったら渡ってもいいんだ』って。
だってこれはモラルとかマナーじゃなくて、ルールでしょ!
こんなオトナが人の親なんだから大問題ですよ。
ゴッドマザー列伝
わしの母は、なんていうか合理的というか、豪快というか、凄い人なんですよ。
幼いころ兄弟喧嘩をしていたりすると
そんなにケンカしたいならパンツ一丁で気の済むまで外でしてきなさい。
洋服は破れたらもったいないからパンツ一丁でね。
パンツだったら買ってあげるから。
ゴッドマザー
と、私も弟も洋服を脱がされます。
するとケンカの熱もす~と引くんです。不思議ですね。
パンツ一丁の兄弟は何でケンカしていたのか分からなくなり、お互いに見つめ合います。
そして母に「ごめんなさい」と言って洋服を返してもらいに。
実際に外に出された事もありましたよ。
ね、豪快でしょ。
あと我が家はずっと鉛筆を自分たちでカッターナイフで削ってました。
どれだけ指を切ったことか・・・。(笑)
でもカッターが危ないものだと認識しましたし、これを扱う時は注意しないといけない事も学びました。カッターで指を切ったら痛いとか、ものすごい血が出るとかね。
ちょうど電動鉛筆削りが出てきたりして『かっこいい』と友人の家で眺めていましたね。
(↑トランペットを欲しがる少年の様に・・・。またまた両親に聞こう!)
シャーペンが発売されて『すっげ~近未来だ』とか。
ご多分に漏れず、ねだりましたがダメでした。
でも今では鉛筆を自分で削る行為をさせてくれた母に感謝しています。
「ありがとう」は自分にとってもパワーワードって知っていましたか?
一緒に考えよう
ルールを守れない親御さん、マナーを守らない親御さん、モラルを守らない親御さん。
本人たちはいいですけど、子供たちが可哀想でしかたがないんですよ。
まだまだ子供たちには入ってくる情報が少なくて、善悪の判断がつきにくいじゃないですか。だったら良い事も悪い事も含めて、まずは教えてあげることがとっても重要じゃないかなぁと思います。
で、何故良いのか、何故悪いのかを一緒に考える。
そうすることによって、考える力もつきますしね。
親なんですから。
子供にとってあなたの代わりはいないんですよ。
成長した我が子に感謝される親に是非ともなってくださいね。
まとめ
希望に満ちあふれた子供たち。
その子たちを育てるのは親であり、周りの大人達です。
『教育』と言っても、難しい事はありません。
私たちオトナの言動、行動が見られていますよ。
教えて一緒に考えてみてくださいね。
おこがましいですが、親の教育問題について書いてみました。
あっ、パンツ一丁で外に出ちゃダメですよ。
ケンカもダメです。
何かあっても責任はとれませんからね。
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