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おススメ

漫画原作のドラマ化や実写映画化を何故やめられないのか

 結論から言うと、お金儲けのためです。

 

 漫画原作だと映画館には、お客が入ります。ドラマだと視聴率が高くなります。正直な話し、儲かるからやめられないんですよ。

 

 なんだか残念な気持ちにさせちゃいましたか?でも事実です。

 

 では詳しく見ていきましょう。

 

漫画原作は必ず批判が起きる

 

 

 漫画に限らず小説でも、ドラマや映画になると必ず批判が起きます。

 

「イメージと違う。」
「今から待ち遠しい。」
「キャストが気になる。」
「原作を忠実に再現しているのか。」
「期待を裏切られそう。」

 

などなど、賛成の意見と反対や懸念の意見が出てきます。そうです。つまり話題になっているという事です。

 

 何も根っこのないオリジナル作品だと話題になるには、まず見てもらうことから始めないといけません。ドラマですと2、3話進んでから話題になるので、1話~3話までをネットで見るなどしないといけませんよね。

 

 そこから毎週見てもらえれば、当然ながら視聴率は高くなります。しかし初回や2話の低かった視聴率を上げるのは不可能です。

 

 だったら最初から話題になるであろう漫画原作で作ろうとなっちゃうんですよね。だってスポンサー様様なわけですから。

 

 

 高額な宣伝広告費を払っているスポンサーにとってみれば、多くの視聴者に宣伝して自社の商品を購入してほしいわけです。仮にも視聴率の低迷が続いて、スポンサーが降りるなんてことになったら取り返しがつかないのです。

 

 映画だと「俺は絶対に見ない!」なんて声を聞きますが、どうやら少人数のようです。だってびっくりするぐらいの観客動員数を叩き出したりしちゃうんですから。そりゃあ漫画原作で数十億円もの興行収入だったら笑いが止まりませんよ。

 

仕事が出来ない人ほどよく使う言葉とは?

 

 2017年公開の『カメラを止めるな!』は本当に凄かったと思います。無名の監督や役者達、驚くほどの低予算にも関わらず、映画を見た人達がSNSなどで称賛したことで話題になりました。

 

 この様に話題というのが、非常に高い宣伝効果をもたらします。ドラマだろうが、映画だろうが、漫画原作の実写化をすれば、世間は騒ぎ批判が起きます。

 

 それが話題になるので、やめられません。だってほぼタダで話題になるんですから。

 

実写化のスタッフ問題

 

 

 冒頭で書いた通り実写のドラマ化や映画化は儲かります。ま~失敗した作品もあるんですけどね。あえて取り上げることは控えますね。(笑)

 

 率直に「スタッフに飯を食わせないといけない」んです。当然ながら働かないと収入はありません。撮影をしないと、おまんまの食い上げなわけですよ。映画業界もそうですし、テレビ局には枠があって、何とかして埋めないといけない。

 

 

 海の物とも山の物ともつかない人に脚本を書かせるわけにもいかないですし、実績があり有名な脚本家は忙しい。しかも少ないときてる。じゃあどうするか・・・「そうだ!漫画原作だ!」ってなるわけです。内容は面白いし、話題にもなる。

 

 なんだか悪魔の誘惑の様な、危険な薬の様な、ダイエット中の甘いものの様な状態です。下っ端の人間には意見なんて出来るはずもなく、上の決定に従うしかありません。そして働かないとご飯が食べられないんです。

 

 プロデューサーとディレクターや監督、キャスティング等の人達が、その悪魔の果実に手を出しちゃうんです。もう依存しているのかもしれません。そりゃあ甘くて美味しいんでしょうね。やめられないわけですよ。

 

衝撃!!国民に賢くなってほしくない国がある

 

 自分自身もそうでしょうけど、会社組織となっていたら社員達も食べさせなければいけません。どんなにダメだと分かっていても、世界から「日本のエンタメは終わった。」などと言われても、明日のご飯や来月の給料の事を考えると、ついつい漫画原作に頼ってしまうんです。

 

 このスタッフの問題が、やめられない一つの理由なわけです。

 

やめられないキャスト問題

 

 

 さあ漫画原作でやると決まったら次はキャスティングです。原作ファンのイメージを損ねないようにしなければいけませんし、観客動員数や視聴率も稼がなければいけません。そこで登場するのが、流行りの人やアイドルです。

 

 原作ファンも取り込めますし、人気俳優やアイドルのファンも取り込めるわけです。

 

 いや~これは、やめられないわけですよ。

 

 芝居が上手いとか下手とか、もうどうでも良いんですよ。だってイメージ優先ですし、流行っている人を使えば、それだけで話題になりますからね。セリフを噛まなければOKです。カメラ割りで何とかしようって、監督さんは頑張りますよ。

 

 正直な話し日本の時流は、「実力は二の次」なんです。

 

 

 テレビも映画も本当に欲しいのは『素人っぽい人』です。素人ではなく、素人っぽい人です。どういうことかと言うと、5年後に第一線で活躍している実力のある人は、ほんの数人です。後は全て素人っぽい人ばかりです。

 

 5年前を思い出してみてください。今ではテレビや映画に出ていない人が何十人、何百人もいることを。

 

 エンタメ業界では、年間約一万人ほどがデビューしていますが、現在活躍しているのは数十人です。それが来年、3年後、5年後と、どんどん消えていきます。

 

そりゃあテレビを見なくなるわけですよ。その理由とは・・・

 

 だって翌年には新たにデビューしてきますから、話題性のない人は残れません。実力よりも話題性が重要ですし、起用したいわけです。これが日本の現実です。

 

 同じ人達ばかりが、実写化にキャスティングされるのも頷けますよね。お客が見飽きたら他の人にすれば良いだけですから・・・役に立つ者で、役者って呼ばれているみたいですね。

 

漫画原作者と脚本家

 

 

 漫画原作者の方々は、本当に血の滲む努力をして、知恵を絞っています。ゼロからイチを生み出すのがどれほど大変なことか・・・。

 

 過去には何作品もボツにされたかもしれません。何十件もの出版社で門前払いを食らったかもしれません。

 

 漫画ではありませんが『ハリー・ポッター』の原作者J・K・ローリングは、12社もの出版社に断られました。まさかこんな世界的な大ヒットになるとは思いもしなかったでしょう。蹴った出版社の人達は泣くに泣けないでしょうね。

 

 まあこれも実写映画化されたんですが、それはちょっと置いておいて、原作者がもっと尊重されるべきなんですよ。

 

 

 日本でも漫画や小説を原作にしてドラマや映画にしていますが、原作者に支払われる原作使用料は、あまりにも少額です。映画が大ヒットして数十億円の興行収入であったとしても、原作使用料が100万円という例が少なくありません。

 

 ただ原作使用料以外にも二次使用料というのも支払われます。DVD販売やテレビでの放映によって支払われる使用料です。

 

 しかしネット配信が主流になってきていて、DVDは売れなくなってきています。もちろんレンタル使用料も減っているでしょう。

 

 お金が全てではありませんが、ゼロからイチを生み出した人に、もうちょっと敬意を表してもいいんじゃないですかね。

 

価値の判断材料としてお金の稼ぎ方が使用される

 

 本当に面白いストーリーを考えられる脚本家が、日本は非常に少ないんだと思います。そういう人は、小説家・漫画家・ゲームクリエイターなどになるのでしょう。

 

 脚本家が育たない土壌なのかもしれません。だって今の日本は小説の実写化、漫画の実写化に限らず、外国作品のリメイクばっかりです。

 

 新しい作品を書いても見向きもされないのかもしれませんが、だったら小説家や漫画原作者になった方が良いと考えるのでしょう。

 

 実写化に伴い『原作』とは違い『脚本』として名前が出てくる人もいます。ドラマだと1クール、映画だと2時間ほどにまとめる人ですよね。

 

 これも脚本家が育たない一つの原因かもしれません。飯を食うためには仕事をしなければいけないですからね。

 

まとめ

 

 

 漫画原作の実写化に対して何故やめられないのかを書いてきました。

 

・良くも悪くも批判が起きて話題になる
・スタッフに仕事を与えなければいけない
・時の人を起用すれば、注目されてヒットする
・アイドルを使えば、そのファンも取り込める
・脚本家になるよりも小説家・漫画家になる人が多い
・面白いストーリーを考えられる脚本家がいない

 

 偉大な黒澤明監督は「作品の良し悪しは、脚本が7割を占める」と、言っていました。そりゃ~面白い原作は、面白い映像になるでしょうよ。可能性は非常に高いですよね。

 

テレビ関係者による常識が驚愕すぎると話題になっています

 

 

「こんな面白い原作だから映画にしたら売れるんじゃないか。」
「お前達、このアイドルが見たいんだろ。」
「映画がヒットしたら、貴方の漫画も売れますよ。」
「他所に取られる前に、この企画を通して儲けましょうよ。」

 

 ここまで酷いと思わないですけど、裏では言ってそうで心が透けて見えちゃいますね。それほど漫画原作の実写化は、『悪魔の果実』なんだと思います。

 

 そりゃあ、やめられないわけですよ。悲しいですけどね。

 

 

 

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