本当にお金が無く、困った時に陥りやすい(おちいりやすい)甘いワナが存在します。
知っているのと知らないのでは大違いです。
そのワナとは・・・
お金について知ろう
まずはお金について知っていきましょう。
『そんな事は充分に知っているよ。』
という声も聞こえてきそうですが、あなたは本当に『お金』の事を理解していますか?
こちらの記事でも書きましたが、
お金を借りるならここ!と考えているあなた、ちょっと待った!!
『お金』は道具です。
『お金』はツールです。
『お金』はただの紙やただの金属です。
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お金を借りるならここ!と考えているあなた、ちょっと待った!!
あるご婦人のことば
前に読んだ本でこういうのがありました。
ある国の話です。
一人のご婦人が、ガラクタの様な物をただ同然で仕入れて、フリーマーケットで売っています。
鍋の蓋やドアノブ、割れたグラス等々。その中に何十枚かの絵葉書(えはがき)がありました。
そのご婦人は汚れていて、端(はし)のほうが折れ曲がっている絵葉書を5ドルから10ドルという金額で売っていました。
周りにいた他の出品者たちは、そんなご婦人を笑って言いました。
おばさん、知らないかもしれないけど、こんな絵葉書はそんな金額では売れないよ。 私たちも扱っているけどせいぜい25セントが良いところだ。
おじさん
25セントは約30円ほどで、10ドルは1200円ほどです。
25セントでも中々売れないのに、10ドルなんて誰が買うんだい。 ハッハッハッハッ
するとご婦人はこう切り替えしたのです。
そりゃ絵葉書に10ドルは誰も払わないよ。 けどね、ここに写っている写真が子供の頃に住んでいた家だったらどうだい? 思い出の教会だったら。
・・・。
人は物にお金を払うんじゃないよ。 思い出とか自分の価値にお金を払うんだよ。 あんたの思い出だったら10ドルでも安いだろ。
こう言うのです。
ある紳士の助言
またこういう話もあります。
一人の女性が『若い人たちにも着物の良さを分かってほしい。』と、お客様に良い商品をより安く提供したいと、わずかな利益しか儲けを出さない呉服屋(ごふくや)を始めました。
良い着物が安く手に入ると年配の方から若い人まで、お店はいっぱいのお客さんが来ました。けど全く売れません。
女性は『なんで売れないの?もっと安くしないといけないの?』と悩んでいました。数ヶ月が経った時に店に一人の紳士が現れます。
その紳士は店をざっと見渡して、こう言うのです。
女将さん(おかみさん)、商売は繁盛(はんじょう)していますか?
いいえ。恥ずかしながら。 このままではお店を続けていけないので、そろそろ店をたたもうかと考えています。
女将さんの思いやこれまでの経緯(いきさつ)を聞いた紳士はこんな言葉を女将さんに投げかけます。
女将さん、騙されたと思って値段をいまの倍にしなさい。
目を丸くした女将さんですが、店じまいを考えていたので、なるようになれと全ての商品を倍の金額にしました。すると翌日から驚くほど着物が売れていったのです。
紳士の考えはこうです。
『女将さんの考えは分かります。
良い着物を安く提供したい。
けどね、お客さんは安い着物が欲しいんじゃないんだよ。
自分へのご褒美(ごほうび)だったり、プレゼントだったりで、高価な着物を手に入れたいのさ。
それだけの価値があるって思いたいんだ。』
と言ったのです。
陥りやすい甘いワナ
ここまで読んで頂いたら分かると思います。『お金』自体には価値が無いことが。
人がお金を支払うのは『自分の価値』に支払います。ご自分の価値を今一度確認しましょう。
・もし無駄使い(むだづかい)をしていたならやめる。
・身の丈(みのたけ)に合った買い物をする。
・家計簿をつける。
・より良い給料の職場へ転職する。
まずは改善の方法を探しましょう。
決して悪徳業社から借りたり、自分の命を粗末(そまつ)にするような事はやめてください。
犯罪を犯したり、胡散臭い(うさんくさい)儲け話も絶対にダメです。
そうです。
それこそが甘いワナです。
あなたの弱みにつけ込んで、そっと近づいてきます。
まとめ
『お金』に関する悩み、不安、困った事、誰しもが一度はあるかと思います。しかしあれはただの紙であり、ただの金属です。絶対に甘いワナに乗っちゃダメですよ。
あっ、私に『貸して欲しい』とお願いされても無理です。
私も『お金』がありませんからね。
はっはっはっはー
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