私達は、幼少の頃から「人の悪口を言ってはいけません。」と、親や教師などに教えられてきました。誰でも一度は言われてきたことでしょう。さらに人によっては、何度も何度も・・・。
それにも関わらず悪口は一向に無くなりません。なんでなんでしょうね。
な~んて言い訳や屁理屈を言ったりしませんよね(笑)。
悪口は言うのも書くのもダメなんです。何故なら『悪口は、あなたを自滅に追い込む』からです。どういう事でしょうか。早速見ていきましょう。
悪口を書き込むのは絶対にダメ!
インターネットの普及により、個人での発言や情報の配信、表現する場所が増えました。これはとても嬉しい技術の進歩であり、恩恵にあずかっている人がほとんどです。
ですが、特定の人や組織に対して悪口・陰口・誹謗中傷を書き込む人が後を絶ちません。彼らは自身のブログやホームページ、他人のサイトのコメント欄や掲示板、TwitterやInstagramなどで、悪口を書いていきます。
匿名だから身元がばれないと思っているのかもしれませんが、そんなことはありません。過去の投稿や写真、IPアドレスから簡単に身元は判明しちゃいます。
ネットカフェなどを代表する共用のパソコンでも同様です。しかも監視カメラ付!!
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人はなぜ考えなくなったのか|思考力を高めて脳の衰えを防ごう
逃げも隠れも出来ません。「軽い気持ちだった」「良くなってほしくて」と言っても遅いんです。また書き込んだ内容はデジタルタトゥーとして、一生消えることがありません。
・相手を蹴落としたい
・自分が優位な立場になりたい
・他の人もやっているから
・仲間を作って自分を守りたい
・ストレス解消
・嫉妬心から
・劣等感から
と、悪口を言ったり書いたりする人の心理は様々です。
しかし悪口は相手を傷つけるだけではなく、あなたに返ってきます。場合によっては、拘留や懲役、損害賠償請求といった刑罰が科せられる可能性もあるんです。自分自身だけではなく、親族や会社、友人などにも影響をするでしょう。
何一つ良いことなんてないんですよ。
絶対に悪口を書き込むのは止めましょう。
悪口があなたを自滅へ追い込む
どれだけ注意喚起をしても、誹謗中傷や悪口の書き込みは無くなりません。何故なんでしょう?
まず挙げられるのが、『気持ちいい』『楽しい』というのがあります。これはサイトやSNSへの書き込みだけに限らず、第三者に対して悪口を言うのにも当てはまります。
科学的にも実証されていて、悪口を言ったり書いたりしている人の頭の中では、ドーパミンという快楽ホルモンが出ています。このドーパミン自体は、スポーツや仕事、勉強などの意欲が向上する神経伝達物質で、悪いものではありません。
ただ依存症とも大きく関わっており、お酒やギャンブル、スマホなど止められない原因とも言われています。本人はダメだと分かっていても止められない。
犯罪も同様です。詳しく書くのは避けますが、やっちゃいけない事は大抵気持ちが良いもんです。だからといって、やっちゃダメなものは、やっちゃダメなんですよ。
自分で管理出来ていると思っている自分の身体が、実はドーパミンに操作されているんです。いや、ドーパミンのせいにしているわけじゃないですよ。そのドーパミンを出しているのは自分自身だし、そんな快楽物質に負けるなんて悲しいですよ。
ドーパミンに負けるな!
悪口を書いた気持ち良さの何十倍にもなって、悲惨な結果が自分自身へ返ってきます。前述した刑罰もそうですが、周囲から人が離れていき、信頼を失います。また逆の立場になって、悪口を言われる側にもなるでしょう。
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自分勝手な人が増えた世の中での対処法と付き合い方
さらに思考が停止して、他人のせいにしたり、卑屈になったりして、終いには憎んだり恨んだりするでしょう。「自分は何も悪くない。悪いのは○○だ。」と、社会や無関係の人に責任をなすりつける様になってしまいます。
それこそ自分で自分を陥れて、不幸になるように転がり落ちていくのです。
一番最初に目にするのは自分
本人はアドバイスのつもりで
と、言ったとしても
と、受け取る側が勝手に解釈するパターンもあります。そんな事を思ってもいないですし、言葉も間違っていないはずなのに、悪口と取られてしまう。
いや~難しい。
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確かに『言葉』は単なる道具であり、使い方を間違えると相手を傷つけてしまいます。包丁もバットも使い方次第では、相手を傷つけ、時には命を奪う危険性があるでしょ。
だから悪口は絶対にいけない行為なわけです。
しかし送信機と受信機の周波数が合っていないと、間違って受け取られる可能性があります。こちらの意図が上手く伝わらない。反対に相手の言葉によって、あなたが嫌な思いをすることもあるでしょう。
それほど言葉は難しいんです。相手との関係性もありますし、タイミングもあります。しかもSNSなどへの文字での掲載は、抑揚もなければ、心や感情が伝わりづらいものです。
それを口汚い言葉で、悪口を書き込むなんて、まさに凶器なわけです。だから悪口を書き込んじゃダメなんですよ。
むかし読んだ本に「悪口を言うな!それを一番最初に耳にするのは自分だから。」というのがありました。まさにその通りだと思います。加えて言えば、「悪口を書くな!一番最初に目にするのは自分だぞ。」と言いたいです。
悪口と愚痴を混同している人がいる
かれこれ十数年前になりますが、「なぜ悪口を言ってはいけないのか分からない。」という知人と話し合う機会がありました。ネット上にアップしたり、サイトやSNSに書き込んだりはしていませんでしたが、悪口はしょっちゅう吐き出していたのです。
彼の言い分では、嫌な思いをしたのに自分の中にだけ留めておく方が良くないというものでした。ガス抜きをしないと、体中に悪いものが溜まってしまい、正常な判断が出来なくなると言うのです。そして事態が悪化して、より悪い方向へ行ってしまうとのこと。
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それでも何とか悪口は良くないという話しをしましたが、話し合いは平行線を辿るだけでした。二時間近く経った頃に、ふと「どんな悪口?」と聞いてみると
「上司の発言が風見鶏の様にコロコロ変わる。」
「朝起きると仕事に行くのが面倒くさい時がある。」
「彼女の愚痴が長くてうんざりする。」
「休みの日に遊びに行くと人の多さにイライラする。」
と、いうものです。
いや、愚痴じゃん!!
そうなんです。悪口ではなく、愚痴だったんですよ。彼は悪口と愚痴の違いを理解していなかったのです。あっ、愚痴も良くないですよ。本人はストレス発散しているつもりでも、愚痴は自分の脳や心を傷つけてしまうものです。さらに愚痴を聞かされる相手を不快にさせています。
また愚痴を言ったところで、本来の目的を達成することはありません。言う相手を間違えているので、全く改善しないんです。
人の多さにイライラするって、あんたもその一人じゃ!!
上司や彼女に直接言いなさい!!
面倒くさい仕事なら辞めちゃいなさいな!!
本当に改善したいなら直接本人に言うべきです。それは悪口でも文句でもなく提案です。ただ言い方に気をつけてほしい。怒りにまかせて言ったら喧嘩になってしまいます。言葉選びを間違えると、余計に悪化してしまいます。
こういった事を細かく一つずつ説明していった結果、彼も納得してくれて悪口も愚痴も言わないようになりました。もしかしたらあなたの周囲にも「悪口は別に言っても良いでしょ。」と思っている人がいるかもしれません。いいえ。悪口も愚痴も百害あって一利なしなんですよ。
まとめ
如何でしたでしょうか?
悪口というのは相手も傷つける行為ですが、本人も傷つけているのです。つまり自滅するってことです。
『人を呪わば穴二つ』なわけです。
信頼を失い、相手を傷つけ、第三者さえも不快にさせて、自分の思考をネガティブに向かわせるのが悪口なんです。そんな人を助けようと手を差し出す人はいません。
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『生きがいが欲しい』あなたへ、人生をとびっきり楽しむ方法
孤立して、誰かのせいにして、何も見えず、楽しいことなんて考えられなくなり、取り返しのつかない所までいってしまう可能性だってあるんです。
そんなの生きてて楽しいですか?
何の為に生きているんですか?
もったいなくないですか?
そんなことの為に産まれてきたんですか?
最後の瞬間に「最高の人生だった!」と思えますか?
自分の人生を善くするのも、悪くするのも自分自身です。悪口を書いたり、言ったりするのは止めましょうよ。あなたの人生に、少しでもお役に立てたら幸いです。
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