口が軽い人は簡単に信用を失ってしまいます。関係性にもよりますが、絶縁されることもあるでしょう。
一度失った信用を取り返すのは、非常に困難です。
困難と書いていますが、関係修復が不可能な場合も多々あります。あなたの大切な人との縁が切れる前に、秘密を守れる・口が堅い人になれるようにしましょう。
口が軽い理由
ぶっちゃけた話し、ことわざにもある通り『人の口に戸は立てられぬ』なんですよ。はい。終了~。
っなわけないでしょ!
ここで終わったら、このブログが終了ですよ。ホント。はっはっはっはー。
でもね、ことわざの通りなんですよ。人の口に戸は立てられないんですわ。鍵もかけられません。
パッと「内緒だからね。」「秘密にしておいて。」「誰にも言わないで。」が鍵の様にも思えますが、そんな事ありません。あなたも経験があると思いますが、もうゆるゆるです。スライムかってぐらいゆるゆるです。
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こちらも古くから言われる様に『釘を刺す』『念を押す』ってしても、黙っててもらうのは難しいんですよ。
内緒話とはちょっと違うんですけど
・悪事千里を走る
・噂をすれば影
・壁に耳あり障子に目あり
・人の噂は倍になる
などなど。本当に昔から、発言や噂話に関して問題視されていて、悩みのタネだったんだな~と想像されますね。
とはいえ、口が堅い人も確実に存在しています。決して誰にも言わず、墓場までもっていくと心に決めた人です。
さて、口が軽い人と、口が堅い人との違いは何なんでしょう。
価値観のズレ
一概に『口が軽い』と言っても、状況や立場によって対処法も変わってくるんですよ。そりゃそうですよね。
少年野球の子と、高校球児の子と、プロ野球の選手が「ヒットが打てなくなった。」と言っても、打開策やアドバイスが異なる様に、口が軽い人に対しての対処法も違うものになります。
まずは価値観のズレです。
ある人から「他の人には言わない」という条件で、教えてもらった話しは、あなたを信頼して話してくれています。心底悩んで誰にも相談出来ず、『あなたにだけ』なら話しても良いかと、決断をしたことでしょう。
例えば話しの内容は同じであったとしても、あなたに話してくれた人と、あなた自身が他の人に話すのとでは、価値観に大きなズレが生じています。その人にとっては、身を削る想いで打ち明けているかもしれません。
その『思い』まで含めて秘密を打ち明けてくれているのに対して、受け取る側は『言葉』だけを受け取る傾向にあります。これが価値観のズレを起こしているんですよ。
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仮にちょっとした相談事であっても、カミングアウトの様な重大な内容であったとしても、話す側と聞く側には『思いの齟齬』があります。そして聞いた人が、また別の人に伝えると齟齬の幅が広がっていってしまうんです。
まるで「男と女の間には、深くて広い河が流れている。」みたいな感じです。はっはっはー。違うかっ!
要は、打ち明けられた話しの内容や言葉だけを受け取らずに、相手の思いまで受け取りましょうよってことです。
口が軽い人は、往々にして相手の気持ちを軽くみている傾向にあります。あなたに話してくれた人の『思い』も一緒に感じる様にしてくださいね。
記憶のズレ
こういうことを書くと非難される可能性が高いのですが、敢えて書かせてもらいますね。
『人の記憶は信用できない』です。
カイジの様に、ざわざわしているのが聞こえてきそうです。はっはっはー。
広く知られているのが『マンデラ効果』と呼ばれているものです。ご存知ない方のために、簡単に説明しますと、南アフリカの指導者だったネルソン・マンデラ氏が、とっくの昔に獄中死していたという記憶を不特定多数の人々が持っていたというものです。
そして同じ様な現象として、地図上のオーストラリアの位置が子供の頃と違う。ピカチュウの尻尾の先の色が違う。キットカットのロゴにハイフンが入っていたという記憶などなど。
こういった記憶の違いを持つ人が、一人や二人ではなく、かなりの数の人が持っているのです。
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お名前は伏せさせてもらいますが、わしにも不思議な記憶がありました。ある俳優さんが亡くなったというニュースを見てショックを受けたのですが、およそ十年後くらいにドラマに出演していたのです。
この時は本当に衝撃でした。今でも当時のニュースを思い出せるのに、実は亡くなってなかったんです。本当に不思議なんですよ。夢でもなければ、記憶違いとか人違いではないんですけどね・・・。
で、前置きが長くなりましたが、人の記憶なんて信用できないんですよ。
「誰にも言わないでね。」って言ったつもりになっていたり、「そんなこと言ってなかったじゃん。」って記憶していたりします。もうこうなったら証明のしようがありません。つまり記憶のズレです。
こういったことが無い様に何度も念押しをしたり、絶対に口外しないと胸に刻むしか対処法はないでしょう。
でも、『人の記憶は信用できない』んですけどね。(苦笑)
考えが及ばない
口が軽い人の特徴として、考えが及ばないというのがあります。
つまり『相手の立場になって考える』ことが出来ない。もしくは『自分に置き換えて考える』ことが出来ないということです。またまた非難されそうですね。はっはっはっはー。
以前にも『考えていない人が多すぎる』という内容の記事を書いたら、けちょんけちょんに叩かれました。「考えてないとは何事だ!!」「ふざけるな!」「てめぇは何様だ!」などなど。
でもね、考えが及ばない人、考えが足りない人、考えてない人が本当に増えている気がしてならないんですよ。わしの勝手な懸念や心配だったら良いんですけど・・・あなたは増えている印象がありませんか?
そもそも人間は、極力考えないように生活をしています。それは、いざという時のために、余力を残しておきたいからです。普段から考えすぎていると、緊急時に脳が働かないという事態が起きてしまいます。それを回避するために、わざと考えないようにしているんです。
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例えば、朝起きてから顔を洗って、歯を磨いて、着替えてなどは、何も考えてなくても出来ます。「昨日よりも奥歯をしっかり磨こう。」とか考えないですよね。
他にも毎日通学や通勤で通っている道なのに、解体されたお店が何屋さんだったか思い出せないなど、日常生活では脳を使わないようにしています。それが人間なんですよ。
元も子もないことを書いていると思われるでしょうね。すみません。
でもね、実際にそうなんだからやむを得ない。そして大切な人から打ち明けられた話しや内緒話は、『いざという時』なんですよ。この切り換えが出来ない人、スイッチを入れることをしない人のことを『考えが及ばない』と言っているんです。
普段は良いんですよ、考えなくても。(ちょっと言い過ぎですかね)
ただ「二人だけの秘密」という時には、きちんと考えるようにしましょう。たったこれだけで口が軽いのを改善することが可能になる場合があります。
バカにしている
口が軽い人の中には、バカにしている人もいます。打ち明けてくれた相手をバカにしていたり、話しの内容をバカにしていたりします。
それほど多くはありませんが、こういった人がいるのは事実です。
また本人はバカにしているつもりはないのですが、無意識のうちにそういった態度をとってしまい、結果としてバカにしていると思われてしまう人もいるでしょう。
『バカにしている』という言葉が不適切だと感じるのでしたら、『軽く考えている』『下に見ている』『自分のことしか考えていない』という言葉に言い換えることも出来ます。つまり信頼して打ち明けてくれた人、相談してくれた人のことを考えられないのです。
こういった人は、他者を蹴落としてでも自分の地位を上げたいという願望を持っています。もしかしたら普段から「自分がバカにされている」と感じているのかもしれません。他人を落としたとしても、自分の地位や評価が上がるわけないのですが、そういった錯覚をしているのでしょう。
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こういう表現をすると「おめぇが下に見ているじゃねぇか!」と、またまた非難の声が届いてきそうですが、可哀想だな~と思ってしまいます。
第一に、他人と自分を比べているところです。自分は自分。他人は他人なんですよ。比べたって何も意味がありません。そんなことにすら気づけない。
第二に、相手を下にしたとしても、自分が上には行っていないからです。そりゃそうですよね。自分が動いたわけじゃないので、ポジションは変わらないはずです。それにも気づいていない。
第三に、自分がバカにしているということは、他の人にバカにされているというのが理解出来ません。横柄な態度をとる人には、横柄な反応があり、丁寧な接し方には、丁寧な対応が返ってきます。心が伝染することにも気づいていません。あなたの周囲にもきっといるでしょうね。
この『バカにしている人』というのは、口が軽い人の中でも重症度が高いと言えるでしょう。早く気づいて、改善されることを願うばかりです。・・・ホントに。
内緒話は絶無
もう本当にこれですよ。『内緒話は絶無』です。元も子もないことを書いていますが、この通りなんですよ。
どんな内容でも友達に話した段階で、内緒話では無くなるということを肝に銘じておくべきです。ことわざにもあるように『人の口に戸は立てられぬ』なんです。
「誰にも言わないでって言ったじゃん。」「何で喋ったんだよ。」と怒る気持ちは分かりますが、無理なんですよ。本気で墓場まで持っていく人というのは、かなり少ないんじゃないかな~。
話す内容にもよりますが、広まって困るのはあなた自身です。どれだけ相手を信用していようとも相手にとってどうでも良いと思われる場合は、大抵漏れます。悲しいですが現実です。
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そこで問題になるのが、『悩み』です。いくら仲が良くても、どれだけ信頼している相手であっても、複数人に話すのはNGです。必ず一人だけと決めて話すようにしましょう。仮にその人が広めてしまった場合は、縁を切るなりの対処をするしかありません。
しかし複数人に話してしまったら、犯人探しをしたり、「自分は話していない」などと嘘をつかれたりする可能性もあります。傷つくのはあなた自身なんですよ。
悩み事を相談するなと言っているわけではありません。相談する相手を見極めましょうよって話しです。あなたが信頼して相談したのであれば、それは『あなたの選択』であり『あなたの責任』となります。なので無作為に相談相手を選ぶのは、絶対にやめましょう。
あなたの口から出た言葉は、その瞬間から内緒話では無くなることをもう一度認識してくださいね。
まとめ
「口が軽い自分をなんとかしたい。」「秘密を守れる人間になりたい。」という悩みを持っている人も多いでしょうし、友人の信用を失った経験をした人もいるでしょう。
「口は災いの元」ですし、「雉も鳴かずば撃たれまい」なんですよ。親友から打ち明けられた内容は、胸に秘めておくことを強く勧めます。大した内容ではないと感じたとしても、親友にとってみれば重大な案件なんです。ほんのちょっとで良いので相手の気持ちを考えるようにしましょう。
価値観のズレや記憶のズレということもあるでしょう。しかし一旦踏み止まって、話して良い内容かそうでないのかを考えてください。喋ってしまってからでは手遅れです。こうなってはどうすることも出来ません。黙考する癖をつけましょう。
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ただ前述した様に内緒話は絶無ですし、人という生き物は噂話が大好きです。知らないはずの人が、いつの間にか知っていたということも起こりえるということも頭の片隅に置いておいてくださいね。
話すべき相手と話して良い内容かどうかを今一度確認してください。おしまいにこの言葉を送ります。『雄弁は銀・沈黙は金』です。
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