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『自分がされて嫌なことは相手にもしない』って正しくないの?

 誰しもが「自分がされて嫌なことは、相手にもしちゃいけません。」や「あなたが嫌なことを、どうして他人にするの?ダメでしょ。」などの内容を一度や二度は、言われたことがあるでしょう。

 

 もしかしたら子供の頃だけでなく、大人になった今でも時々言われている人もいるかもしれません。

 

ルール マナー モラルを押し付けているわけではない

 

 一見すると正しい教えの様な『自分がされて嫌なことは相手にもしない』ですが、本当のところはどうなんでしょう。さっそく見ていきましょう。

 

『自分がされて嫌なことは相手にもしない』は良い教えなんじゃないの?

 

 

 誰だって『されて嫌なこと』はあるはずです。

 

・お金や大切な物を盗まれる

・暴力を振るわれる

・大声で怒鳴られる

・無関係なのに責任を押し付けられる

・理不尽な要求をされる

・傲慢な態度で接してくる

・人として扱われない

などなど。

 

 上記の例は、ほんのごく一部ですが、ほとんどの人が『嫌なこと』であるのは間違いないでしょう。こういった『嫌なこと』は、まだまだ沢山あります。

 

 さすがにこれらをやられるのが、大好きだという人はいないでしょうね。なので『自分がされて嫌なことは相手にもしない』ほうが、良いわけです。

 

 そのため世の親御さん達も自身のお子さんへ、そういった教育をするわけです。そりゃあそうですよね。やられて嫌なことは、他人にもしちゃダメじゃないですか。

 

信じられない!?親の教育・この問題をあなたはどう考えますか?

 

 良い教えだと思うんですけどね~。・・・ところが・・・

 

自分都合でしか物事を考えられなくなる!?

 

 

 とある人の意見では「自分都合でしか物事を考えられなくなる」というもの。どういう事かと言うと、好きなことも嫌なことも全ての基準が『自分』になってしまいます。

 

 「自分がこうだから、相手もこうだ」という固定観念で、判断をしてしまう。下手をすると、それをそのまま相手へ強要することにも繋がるというのです。

 

高橋
なるほどな~。

 

 前述した様な大多数に共通する『嫌なこと』以外にも、その人だけの『嫌なこと』もあるはずです。だって私達は、一人一人別の人間だからです。

 

 本を読んだり、映画を観たりする時に、予備知識を一切入れないで楽しむ人がいたとします。その人にとって、少しの内容を聞くだけでも『嫌なこと』でしょう。なのに「ちょっとだけ」と言いながら、喋ってくる人もいます。

 

距離感が近い!?おかしい大人達って病気なのかな?

 

 余談ですが、最近の若い人の中には、内容をネットなどで調べてから本や映画を見る人が増えていると聞きました。わしには全く理解できません。『シックス・センス』や『ユージュアル・サスペクツ』なんかは、結末を分かってから観ても面白くないでしょう。理解できないわ~。

 

 また三日続けてのカレーは『嫌なこと』に分類される人もいれば、むしろ大好きな人もいます。この様に人によって『好きなこと』『嫌いなこと』は、全然違うんです。

 

 自分が昨日と一昨日がカレーだったから、今日は違う物を注文するのは構いません。ただそれを相手に強要するのは、間違っているでしょう。

 

カレー以外の物にしなよ。
ひょう吉

 

高橋
えええええぇぇぇぇ!?

 

ってなりますよね。
なんだかな~。

 

 人によって『嫌なこと』は、千差万別なんですよ。自分の都合で決めつけないでほしいもんです。

 

多数が正義だという勘違い

 

 

 『自分がされて嫌なことは相手にもしない』を教訓にしている人は、全員とは言いませんが往々にして『多数が正義だ』と思っています。『自分が』を『多くの人が』と勝手に解釈しているんじゃないでしょうか。

 

 確かに『多くの人が』だと、文字通り多くの人に当てはまるわけです。その結果『正しい』と思い違いをしてしまいます。『多数派が必ずしも正しいとは限らない』という事実に気づかないんです。

 

 ほぼ全員が『されて嫌なこと』は、確かに嫌なことでしょう。しかし少数派が『されて嫌なこと』も本人達にとっては、とても嫌なことなんです。この事が理解できない。認めようとしない。納得などしない。

 

 「だって他の誰も嫌がってないじゃん。」などと言う始末です。

 

出来ればやめてほしい他人の生き方や行動7選

 

 世間的に問題視されていて、新しい言葉が次々と生まれている『ハラスメント』もそうですし、LGBTQと言われている『性的マイノリティ』もそうです。他にも『民族』『人種』『宗教』なども同様です。

 

 分かりやすい例えですと、日本は右利き仕様になっています。駅の自動改札では、右利きの人が使いやすいように作られています。ハサミも急須も右利き仕様です。左利き仕様の物を入手するには、専門店で購入しなければいけません。

 

 自宅で一人暮らしだったら、左利き仕様の商品を購入すれば済むと思われるでしょう。それはそうですが、スープバーなどに使われている、左側だけが尖って注ぎやすいようにされているお玉。

 

 左利きの人にとっては、「なんじゃこりゃ」「うわぁ面倒くせぇ」って、なるんですよ。これが正しい状態なんでしょうか?これが正義なんですかね?

 

 少数派の人達にとっても嫌なことはあります。多数派が必ずしも正しいとは限らないんです。

 

自分がおかしいと感じていない人のなんと多いことか

 

 勝手に思い込んでいる人達は、あまり良い言い方じゃありませんが、頭が凝り固まっているんだと思います。改善するには、想像力を鍛えるしかありません。相手の立場になって物事を考えたり、様々な情報を手に入れる。相手とのコミュニケーションも大切ですし、客観的に見ることも重要です。

 

 一つ、こういった考え方はどうでしょう。『は』が、いけないんで『も』にしてみる。『自分がされて嫌なことは相手にもしない』ではなく『自分がされて嫌なことも相手にもしない』・・・どうですか?

 

捉えられ方で、こうも違う

 

 

 世の中には本当にいろんな人がいるなぁと感じています。『自分がされて嫌なことは相手にもしない』から、「だったら自分がされて嬉しいことは、相手にもしよう」と。

 

おおおおおぉぉぉぉ。
すっっげー発想の転換。

 

 でもな~。嬉しいことも人それぞれじゃないですか。その人にとって嬉しいことが、こっちにも当てはまるとは限らないし、逆に嫌な思いをしちゃう危険性だってあるわけです。

 

 またコーチとアスリートの関係に当てはめる人もいます。

 

高橋
んんっ!?どういうことだ?

 

 コーチはアスリートを勝たせるために、アスリート本人が嫌なことでも練習メニューに加える。この辛く苦しい練習は、嫌かもしれないけど、確実に勝利を掴むために必要だと。

 

おおおおおぉぉぉぉ。
正しそうに見えるこじつけ感。

 

 コーチ自身は『良いこと』『正しいこと』をしているつもりだから、アスリートの身体や心が壊れてしまった時も「こんなはずじゃない」とか「指導の延長線上だった」と非を認めない発言をしたりします。

 

 こういった考えが『いじめ』や『差別』を助長していることに全く気づかないんでしょうね。困ったもんです。

 

日本語って本当に不思議でしょうがないと思う今日このごろ

 

 発する側も受け取る側も、同じ言葉を使っているはずなのに、こうも違う捉えられ方をしてしまうんですね。本当に日本語って難しいですわ。

 

まとめ

 

 

 わしも子供の頃から『自分がされて嫌なことは相手にもしない』と言われて育ってきたので、今でも良い言葉だと思いますし、優しい言葉だなと感じています。

 

 しかし人によっては、「足りない」「間違っている」「必要最低限の教え」「自分勝手」「納得できない」など様々な意見があるのが分かります。あなたはどうですか?

 

人はなぜ考えなくなったのか|思考力を高めて脳の衰えを防ごう

 

 押し付けるつもりは毛頭ないですが、わしはこんな風に考えてみました。

 

自分がされて嫌なことは、相手にはっきりと伝える

 

相手が嫌だと思うことはしない

 

自分がされて嫌なことも相手にしない

 

 同じ人間など一人もいません。お互いに多様性を認めあい、相手の立場になって考えるようにすれば、世の中はもっと素晴らしくなるでしょう。相手は自分と違っていて当然なんです。夫婦でも、恋人でも、親子でも、兄弟姉妹でもそうです。

 

 日々の生活や社会に流されて、違う人達に目を瞑るのか、耳をふさぐのか。それともその違った人達を受け容れて、社会を変えていくのか。それが一人一人に課せられた課題なのかもしれません。

 

 あなたはどう考えますか?少しでも考えるきっかけになれば幸いです。

 最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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